AM.7:40 チチ病室到着。
いってきますブログを書いていたワイフ。
AM.8:10
手術着に着替えポーズを決める。
内心はドキドキなはずなのに、心配掛けないようにえらいなぁ。
血圧は過去最高だったくせに。
AM.8:30
いよいよ手術室へ。
見送りはエレベーターの入口まで。
AM.8:35
富士山の見えるラウンジで待機。
AM.8:50
ワイフが持ち込んだお守り代わりの凌さんの肌着が没収されてラウンジにくる。
ここからが長かった。
Twitterでママさん達と情報交換しながら時間をつぶし、なるべく変な事を考えないように、
ワイフ、そして先生方と看護師のみなさんを信じて待っていました。
途中、多くの方からエールをいただき元気付けられ、また多くの方がワイフの為に祈ってくれました。
本当に感謝です。
ありがとうございました。
手術が始まって約7時間。
夕方の16時過ぎ、ついに声がかかりました。
ICUに移動したと。
PM.4:20
ICU到着。
PM.4:40
術後の説明。
腫瘍の摘出率は99%。
かなり攻めてくれました。
ただ顔面神経を温存する為、1%は断念。
しかしこの1%はわずかな膜の一部なので、再発の可能性は限りなくゼロ。
聴力はやはり反応せず、右耳は失聴。
顔面神経は過去の顔面麻痺の影響もあり、薄くペラペラだったようですけど、温存に成功。
今はやや顔面麻痺が出ているようですが、1年後には元通りになるはず。
うまくすれば1年どころか入院中に治せるかも。
ただ一部逆側の上部に血が溜まっている様子が見受けれらるので、再度撮るCTを見てから再度説明してもらうことに。
PM.4:50
ICU内のベッドにてワイフと会う。
凌さんの肌着も看護師さんを通じて渡してもらう。
とても苦しそうで、声も出ない。
ちょっとした動きも嗚咽に繋がるので、出来る限り話しかけないようにして側を離れる。
PM.5:00
家族用の待合室にて待機。
PM.5:30
再度ICUへ行き、CTの結果説明を受ける。
結果は悪化しておらず、むしろ良くなっているようにも見受けられ、大丈夫だろうと。
実はこの症状、過去に5人程度見られたことがあるらしいのですが、
特に問題が起きた患者さんはいないとのこと。
PM.5:45
再度ワイフと面会。
先ほどよりかはいくらか意識があるようで、こちらの問いかけにうなずいたりしてくれる。
この日が最も辛いらしい。
ただ最も辛いという事は、これから先は良くなっていくだけ。
明日になれば、だいぶ楽になるし、明後日になればもっともっと楽になる。
必ず辛い日は終わるのだから、良くなる事を信じて、あせらずしっかりサポートします。
それにしても本当にこの病院、先生、看護師さんと出会えてよかった。
あれだけ難易度の高い状態で、ここまでの結果を出してくれるとは。
術後説明の時も先生はとても自信に満ちていて、ワイフはこれなら大丈夫だと思えました。
腫瘍摘出率99%
顔面神経温存
聴神経、前庭神経は切断。
出血は150cc弱。
たぶん日本のどこの病院でも、ここまでの結果は出せなかったでしょう。
後遺症としては、やや顔面神経麻痺が出ている。
また、声も出ていなかった。
でも、命さえ繋がればこっちのもの。
あとは諦めなければいつの日か後遺症からも回復できる。
はたして明日の状態を見て、後遺症がどの程度あるのか。
麻痺はよくなっているか?
右半身の動きは?
視界がダブらないか?
髄液漏れが無いか?
どうか何事もおきませんように。
最初は突発性難聴と言われたこの病気。
すったもんだもありました。
あれから約半年。
その間に切迫早産で2ヶ月寝たきりになり、そして凌さんを出産。
体力が戻らない中、凌さんを積極的にだっこしてくれました。
そして今回の7時間にも及ぶ手術。
本当によくがんばった。
ありがとうワイフ。
焦らず、徐々に戻していこう。
良かった!
返信削除その一言しかありません。
でも、さすが河野先生。
私が12時間かかった手術を8時間かからず終えるとは…
紗智さん、辛いのは一時なので頑張って!!
ありがとうございました!
削除いやー本当にさすが河野先生としか言えません。
腫瘍の大きさもそれなりだったし、顔面神経麻痺が出ちゃった過去もあったし、カテーテルの検査結果で出血が多くなる可能性もあったんです。
本当に河野先生に出会えてよかった。
昨日は一般病棟に移ってICUにいたときよりは随分と良くなっている様子でした。
毎日どんどん良くなっていくと思います。
ありがとうございます!