2011年10月14日金曜日

母乳とのお別れ

ワイフ入院中の特別シフト。

ワイフ・・・入院
チチ・・・自宅にてチビのお守

チチ方グランパ&マ・・・チビサポート
ママ方グランマ・・・・・・・ワイフサポート

こんな感じです。

そして本日からワイフが不在なわけですが、それでもおチビは母乳を飲んでいます。
なぜか。
それは我が家は特別な星からやってきた謎の一家で、実はチチからも母乳がでるんです。

・・・なんてことはありません。
カネソンさんのおかげです。


昨日の朝、グランパがワイフの入院している病院から凍った母乳を持ちかえってきてくれました!

実は出産入院中、ワイフが別の病院に移ったあとも母乳を与える方法がないか、助産師さんに相談していました。
答えはイエス。
母乳は冷蔵で12時間、凍らせれば3週間は保存できるんですと!
ならば病院で搾乳し、それをグランパやグランマに持って帰って来てもらえれば、チビに母乳を与える事ができる!
そんなわけで母乳リレー大作戦『絆』が、さっそく昨日から始まっていたのでアリマス。

チビはまだ一回で40~60ccくらいしか飲まないので、100ccではなく50ccの母乳バッグを購入。
さらに調整しやすいように約30ccずつの小分けにしてフリーズ。
すばらしいぞワイフ。

おチビがぐずり出したらフリーズした母乳を流水で解凍。
さらにぬるま湯の中でややあたため、哺乳瓶に移しチビへ。



ふふふ。
これぞ母乳リレー大作戦『絆』。

足りない分はミルクで補う混合育児。
体が大きければ完全母乳ということも考えたのですが、チビは早産で低体重だったため、母乳が足りなければ、固執することなくミルクも使い、まずは体重を増やすことを優先にしていました。
その点で、母乳でもミルクでも哺乳瓶経由で飲ませることはとてもわかりやすいのです。

ただし、ミルクだこができます。
前歯みたいに見えるときもあります!
※後日公開予定

さて、そんな母乳リレーですが、残念ながら今日のリレー分でいったん終了となります。

というのはワイフの手術が3日後に控えており、手術に備え、今日明日とMRIやCTを撮ることになります。
その際に「造影剤(ぞうえいざい)」を投与する必要があるため、母乳をあげることができなくなるのです。
また、本来は3時間おきに授乳するわけですが、今は離れ離れの為、3時間おきに病院で搾乳しています。
この作業は、母乳を与えられる子にとってもちろん重要なことですが、ママの体にとっても必要不可欠な作業なのです。
母乳は絞った分新たに作られるわけですが、絞らないと胸の張りの状態がひどくなり、さらに強烈な痛みを伴います。また乳腺炎などの原因ともなるため、チビが側にいなくとも、チビにおっぱいをあげなくとも搾乳という作業は必要なのです。

がしかし、今度予定している手術は長ければ1日がかりです。
手術中は全身麻酔なので搾乳なんてできませんし、万が一乳腺炎になってしまったら手術後の体力回復の大きな妨げになってしまいます。
当然術前術後には麻酔をはじめ、いくつかの薬が処方されるはずです。
薬が体から抜けるまでは母乳を与える事もできません。

なので、残された搾乳チャンスは、今日造影剤を投与するまで。
造影剤を投与する前にはカパサールという薬を飲み、無理やり母乳を止めてしまわねばなりません。
この薬を使うと、もしかしたらもう母乳は出せなくなってしまいます。
だからワイフは何日も何日も悩みました。

だけど、今はワイフが早く元気になっておチビの側に戻ってくることが、なによりもおチビの為。
母乳はミルクで代用できますが、ママの代用は存在しませんから。




ワイフからの手紙の一部。
「一晩考えたけど、たくさん薬使うし、さっそくCTだし、母乳はストップね。今日とれるだけとるから。」

ワイフは一晩どころか、ここ数日ずっと悩んでいました。
母乳をあげられなくなるかもしれない辛さから、毎日泣いていました。
でも決断をしました。

いわゆる初乳と言われる1週間は母乳をあげる事ができました。
これが最善の結果です。
よく頑張ってくれた。

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