2024年8月26日月曜日

娘と一緒にやりたい100のコト①

私は昔から、遠足やイベントの前は眠れないタイプだ。それは2児の父となった今もどうやら変わっていない。

長い夏休みの終わりが近づいてくると、たぶん子どもたち以上にソワソワしてくる。

宿題は間に合うか? 生活のリズムは戻せるか? 

子どもたちには余計なお世話だと思うが、勝手にソワソワしてしまう。

長男は中学一年生になり、夏休み中も部活に励んでいた。

県内有数のチームであるその部はほぼ毎日練習があり、休みは週に1日程度。

だから夏休み中も生活のリズムは崩れていない。

娘は小学校5年生。

週に2回通っているスイミングは8月はお休みして、9月からは週1回にするように手続きをしたばかり。

だから夏休みは完全に休みモードになっていた。

夏休みに入って娘は体調を崩した。 

流行りの溶連菌やマイコプラズマが原因だ。

39℃を超える発熱やのどの痛みなど、大変な日々を過ごした。

熱が2日続いたとき、かかりつけ医を受診しようと思ったが、残念ながら休診日で叶わず、近くの耳鼻科を受診した。

当時はやっていた病気の一つ、溶連菌を疑い検査を行ったが反応はほぼ出なかった。

もしかしたらこの時すでにマイコプラズマにかかっていたのかもしれない。

溶連菌の薬はマイコプラズマには効かない。

そのためか、処方された薬は残念ながら効かず、長女の症状はずるずると長引いた。

数日後、あらためてかかりつけの小児科を受診し、そこでマイコプラズマと診断された。

嫌な咳が出て、喉は激しい痛みがあったようだ。

おそらく肺炎気味になっていたのかもしれない。

その後体調は徐々に良くなっていったが、食欲はあまりなく、絶好調時とは大きく様子が違った。

7月の下旬、ほぼ体調が戻った娘は栃木県の祖父母の家に、幼馴染のお友達とお泊りに行った。

お友達とのお泊りはGWに続いて2回目だった。

2回目だし、前回よりも楽しく過ごしてくるだろうと思っていたところ、お友達は少し体調を崩し、長女もこのころから食欲が少なくなっていったように思う。

8月のお盆には、今度は家族全員で栃木県の祖父母の家に泊りに行った。妻のご両親である祖父母は、目の中に入れても痛くないほど孫を可愛がってくれる。勉強と部活などハードな毎日を送る長男にとってもここはリラックスできる特別な場所だ。

娘はこの時も食欲が少なく、ほぼゼリー飲料のみの食事だった。

さすがに毎食ゼリー飲料だと心配になり、義実家近くのスーパーでビニールに包まれている大き目のラムネ菓子を買ってきて、長女に渡した。

ラムネはブドウ糖とでんぷんが主成分で消化の必要が無いらしい。

甘くておいしいし、食欲不振でも食べられるかもしれないと思った。

ラムネ作戦は功を奏した。長女は元々ラムネ菓子が好きだったこともあり、無理に食べさせられる感もなかったのだと思う。また、1個ずつ様々な小袋に個装されたアソートパックだったこともあり、何色を食べるか、選ぶ楽しみもあったと思う。

そしてこの時初めてラムネ菓子は消化に負担をかけず、カロリーを摂取することができる優秀な食べ物であることを知り、娘ともこの知識を共有した。

これまでは、私の中の甘くて子どもにはあまり食べてほしくない菓子ランキングの上位常連のお菓子だったが、まさかラムネ菓子が食べる点滴だったとは。

食べる状況や体調によってお菓子は悪者にも正義の味方にもなりうるのだ。

その後、神奈川の自宅に戻り、夏休みの後半を過ごした。

残りの日程からスケジュールを組み、子ども二人と一緒に宿題のラストスパートをした。

休み明けに行われる漢字50問テストにも備えた。

中学校の宿題は量が多く、毎日のように部活のある長男は、まるで受験生のようなタイムスケジュールで宿題を片付けていった。ギリギリ、登校日の前日夜までかかったが、必須の内容に加えて、任意だった国語と社会と理科の自由課題まで終わらせ、夏休み前半にもやや計画的に進めていた長女は、最終難関である作品作りを2日程度の余裕を持って終え、2人とも夏休みの宿題という大きなミッションをクリアすることができた。父親の私も勝手にやりきった感を分けてもらい、ホッと一息ついたことを覚えている。

娘はこれまで提出物を出すことができず、しばらくランドセルに入れてしまっていたこともあったが、今回はこれだけ頑張ったし、なんとか無事に提出できればいいなと思っていた。

夏休み前の漢字テストも100点を取ったし、ちょっとしたことでも成功体験が継続することで毎日の宿題や提出物への抵抗がなくなっていくのではという期待もあった。

明日から学校、そう考えるとやはりソワソワしてしまうが、宿題も終わったし、後ろめたさはない。明日寝不足にならないように、今日は早めに眠ろう。

そして長い夏休みの最後の夜を迎えた。

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