2024年8月27日火曜日

娘と一緒にやりたい100のコト②


夏休み明けの朝は、夏休み中のそれとはやっぱりちょっと違う。

ちょっと真面目な空気感と言うか。
登校の時間から逆算して家を出る時間も決まってくる。
当たり前のことだが、出発の時間が決まっているし、準備も何分までにしなきゃいけないとか、時間を気にしながら支度を進めないといけない。
また、休み明け久々の登校だから荷物も多い。忘れ物もしたくないし、やっぱりお休み中の朝とは全く別の時間になる。

我が家では長男がパン大好きなので、基本は朝はパン食が多い。
定番はたまごチーズハムサンド。
玉子焼き用の四角いフライパンに溶き卵を広げ、卵に熱が通らないうちに半分に開いたロールパンを開いた側から入れる。卵に8割方火が通れば裏返しにしてハムとチーズを挟み、ロールパンを閉じる。ここまで約1分程度。忙しい朝でも愛情をこめられる簡単メニューだ。

このしょっぱい系のパンと、練乳を塗った通称ミルクパンの2つが長男の定番のメニューで、季節によってここに青汁やプロテインなどが加わる。
娘は朝は量をあまり食べないので、たまごチーズハムサンドの半分を食べ、残りを妻が食べたりする。

夏休み中に食が細くなっていた娘が、起きてすぐに朝ごはんを食べることができるのか少し心配だったので、いつもは2等分にカットするロールパンをこの日は3等分にカットした。

朝ごはんを用意しテーブルに並べていると長男が「熱がある」と。
朝起きてからなんか本調子じゃないと思った長男は自分から熱を測り、その結果37.2°だったらしい。

この辺の長男の勘はけっこう鋭い。

コロナでの自粛時代は37.5℃が一つの目安になっていた。
37.2℃はあきらかに平熱ではないか微熱レベルとも思える。
長男は夏休み明けの初日だから学校には行きたいと話していて、休み明けすぐに始まる定期テストを考えてもなんとか大事には至らないようにしたいところ。
負担を少しでも減らすために、朝は車で送ることを提案したが、友達と約束しているとのことで自分で歩いていくと言っていた。

出かける前にもう一度測ろうと話しながら、あまり深刻にならないよう「後で測って熱が高かったら気持ち的にやられちゃうから、測らないほうが良いかも」と言ったら妻にめちゃくちゃ怒られた。

娘はまだ小学生の為、登校班で学校に行く。
集合場所に約30人の生徒が集まり、みんなで一緒に登校する。
出かける時間が近づいても、長女はちょっと気持ち悪さがあり、家を出たくない様子だった。
この気分の悪さが、夏に患った病気の影響なのか、長い休み明けの登校というプレッシャーから来るものなのか、その時点で判別することは難しく、友達と会ったら気が晴れるかもしれない、学校に行けば楽しく過ごせるかもしれないと、「登校班でお友達と久しぶりに会えるね!」など楽しい想像をしながら、時間通りに家を出られるようにフォローをしていた。

それでも長女の気分はすぐれず、念のため学校まで付き添うことにした。

登校中、子どもたちはほぼ雑談をしない。
約30人が一列になって学校までの約30分歩いていく。
上り坂あり、下り坂あり、細い道ありとなかなかハードな道のりだ。
この道のりを重いランドセルを背負って歩くのだから、これだけでも相当な体力を要することだと思う。

校門まで送り届けた時点で、お友達が待ってくれていて、二人で一緒に学校に入っていった。クラスメートと久振りに顔を合わせ、緊張が解けると良いなーと思いながら長女に手を振りながら見送りをした。

家に帰ると長男はすでに家を出た後だった。
結局出発直前の検温では熱は少し上がっており、長男も学校で体調が悪くならないか心配な状態となった。

家に帰り、妻とじっくり話をしていた。
昼が近くなってきたころ、小学校から連絡があり、娘が「体調不良を訴えているので迎えに来て欲しい」とのことだった。朝には「気持ち悪くなったら早退してもいいんだよ」と伝えていたし、安心させるために「何かあればすぐに迎えに行くからね」とも伝えていたので、直ちに学校に迎えに行った。

保健室から出てきた長女の表情は思っていたよりも明るく、時折笑顔も見せていたのでちょっと安心した。
どうやらクラスに入ると息苦しさや気持ち悪さが出てしまい、保健室で過ごしていたとのこと。下校も30分の道のりは不安なので早退を希望したとのことだった。

早退とはいえ、その日の終わりまではもう1時間もなく、ちょっとだけ下校時間が早まったという感じ。学校がはじまってしばらくは給食が無いので、午前中までの授業となるが、この調子だとおそらく帰りは迎えに行くことを想定していたほうが良さそうだなと感じた。

娘は体調不良で早退したにもかかわらず、迎えに行った時の第一声は自分のことよりも朝微熱があった兄のことを心配をしていた。なんとやさしいことか。
家に帰った後は普通に過ごし、部活を終え夕方に帰ってきた長男も熱は下がっていた。

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